渚音楽祭2011東京@お台場特設会場

 まずは、この度の東日本大震災で 被災されました全ての皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 史上最大級の地震、想定をはるかに超えた津波、チェルノブイリに並ぶレベル7に認定された原発事故と未曾有の出来事に日本はもとより世界中が大きく揺れています。

 各地で開催される予定だったイベントが、相次いで中止や延期を余儀なくされる中、本イベントは出演者のキャンセルや物資の調達が困難な状況にもかかわらず、開催されました。
 


  
 今回は初披露となる新型6mドームをライブペイントブース、4.8mドームを出店ブース、3.6mドームをVJブースと、全サイズを設営しました。

 会場は、震災を引きずって落ち込むのではなく、首都・東京から、元気を生み出していこうというエネルギーに満ちていて、すれ違う人達が思った以上に、明るく、笑顔で溢れていたのがとても印象的でした。

 2011年に入ってから、世界がものすごいスピードで大きく変わろうとしているのを、皆肌で感じているのではないでしょうか?
 
 それと同時に、一人一人ができる範囲で実際の行動に移していかなければ、世界は何も変わらないという事も明らかになりつつあります。

 原発に関連したマスメディアの情報統制と日増しに拡がりをみせるソーシャルメディアの力が、この事を何よりも如実に物語っているように思えてなりません。

 個人の力はとても小さい。あのソフトバンクの孫正義氏さえ、自分の力のなさを痛感していると述べていましたが、この大きな世界は紛れもなく、その小さな個人の連なりによって作られているはずです。

 多くの犠牲の上に成り立っている私達の生命は、同じ過ちを繰り返さないように努力する事で生き残ってきた奇跡の結晶である事は間違いなく、これからもその為にただひたすら前を向いて歩いていく事が、私たちに残された唯一の選択肢だと思います。

 選択といえば・・・。
 
 自分の人生において、大きな選択をしました。(世間的にはとても小さな小さな事ですが・・・)

 3月末で約2年間続けてきたキャンピングカーメーカーを退社しました。自分と活動を支えてきてくれた仲間達の『夢と現実』を追求する為です。

 会社に正式に退職願を提出した次の日に、今回の311大震災が発生しました。あまりの出来事に、出した言葉を引っ込めようと悩んだりもしましたが、事が起きる前に自分が為した意思決定を尊重する事が生活の安定よりも価値があると判断した結果です。

 もし私が今回の災害に対して何らかの援助が出来ることがあるとするなら、言うまでもなく、日球ドームを通じた支援を行うべきであると考えてはいるものの、中々自ら使ってくれというのも押し付けがましいと思ってしまって、具体的な行動に移せない自分がいます。

 現在所有している4台のドームを今すぐどうこうというのではなく、将来の災害時の仮設テントとして活用できるような仕組みを作っていくべきだと考えていますが、一人ではどうにもならないのです。個人・組織関係なく、志しを同じくする仲間達と歩みをそろえて、前に進んで行きたいと心から深く感じ入った2011年の初イベント参加でした。

■ 追伸:
 フィールドライフの皆さん、短い間でしたが、本当にお世話になりました。ただひたすらものづくりに邁進する日々、自分にとってかけがえのない時間でした。これからはキャンピングカー仲間として、その価値を多くの人に伝えていきたいと思います。どうもありがとうございました!

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コメント(1)

やほほー!
渚行けずだった~~~!会いたかったなぁ~~~~
色々話聞きたかった!背中押されてやっぱり助産院に決定!食事制限がパねー厳しい!
小麦・みりん・砂糖NGの玄米菜食ライフ!ひー!パン好きとしては辛いw
SHIZOUちゃんも新たなstepだね!
春だし!お互い頑張ろう!

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