□2003年の最近のブログ記事

031228 ひょうこま

 

埼玉県飯能市で行われているひょうこまに参加した。
ひょうこまを主催する吉田ケンゴさんは、8年前からこの活動をはじめ、毎年様々な場所に旅しながら、所々で長期キャンプ生活をおくるというものだ。
 
今回は、2003年11月16日~2004年1月18日の9週間にわたって行われてる。
ここではドーム内部で焚き火を行い、暖かい空間を作り、その火で水を温め、生活用水として使うといった生活と密接に結びついた活用方法でした。
 
このような一風変わった活動をしていると色々問題も耐えないと吉田ケンゴ氏は語る。それでも、続けているのは、このようなプリミティブな生活の中でしか見出せない魅力があるからではないでしょうか?
 
旅と生活を一つにするライフスタイルの先駆けとして、多くの点で学ぶべきものがありました。
031227 日原まつり

 

東京は奥多摩、日原鍾乳洞にて行ったレコーディングライブにて、日球ドームを鍾乳洞内に設営した。

当日、日球ドームは外観上はライヴ空間を演出すると共に、スタッフ控え室兼PAブースとして使用された。

これは、鍾乳洞の天井から落ちてくる水滴から各機材を守るのに最適の環境となった。
031220 ハマ★スカ

 

ゴミ問題に対する先進的な活動が注目される横浜最大のゴミ拾いイベントであるハマ★スカにおいて、アースデイドームとして採用された。 
 
G30(横浜のゴミ30%削減の目標)を目指す本イベントは、非常に高い環境問題意識に基づいたアクションを行い続けている。
 
その象徴として採用されたという事に関しては非常に光栄なことで、日球ドームに対する高い評価を頂いた事に感謝している。
 
当日、非常に風が強く、設営が困難な状況であったが、南伊豆ふるさとまつりでの台風被害の教訓によって考案した強風時の補強対策が、功を奏し、このイベントの成功に貢献できた事は、今後の大きな自信となった。
031214 河合健二邸みかん狩り

 

愛知県豊橋市二川にある故河合健二氏の自邸にお邪魔しました。
 
約40年前に建てられたこの自邸は、外観こそ多少古びているものの、その奇抜なアイデアは現代においても色褪せず、尚、輝き続けている。
 
建築家として、有名な石山修武がまだ20代の頃、ここに訪れ、大きな感銘を受けたというが、まさに次代の先駆けを果たしているのだろう。
 
そんな興味深い場所に、日球ドームを披露する機会を得た。当日は河合氏を慕う多くの方々が訪れ、一緒に設営を行った。
 
集まっている方の多くは建築に携わっており、鋭い指摘を受けながらも、好評を得ることが出来たのは、非常に嬉しく、また、心強い限りである。
031206 スピリチュアルコンベンション

 

東京ビッグサイトで行われたイベント『スピリチュアル・コンベンション』にて、キッズスペースとして採用さました。
 
今までの出展において、イベントのキッズスペースとして利用されることが多い。
子供に楽しんでもらう事が出来るという事は、言うまでも無く嬉しい。

ただ、このイベントでは、託児所的に使用され、子供そっちのけで、大人が出回ってしまい、実際、迷子になってしまった子供が何人かいた。
 
そんなことがあったが、スピリチュアルの名を冠するこのイベントで、ヒーリングスペースとしての機能も果たせる実感を得たのは収穫だろう。
031130 手前味噌仕込み会

 

山梨県、須玉町で行われた手前味噌仕込み会に、日球ドームを出展しました。

山深いこの場所の冷え込みはきつく、内部でストーブを使用し、比較的暖かな環境をつくる事ことが出来た。

球状の空間は空気の対流が良い為、非常に高い効率での暖房が可能である。

これから訪れる冬本番を乗り越えられるかが、今後の大きな課題である。
まずは、上々のスタートと言っていいだろう。

夏に行われた笑う富士山フェスティバルで知り合った友人の紹介で、11月9日にZEPP FUKUOKAにて行われた『BeGood Gathering 2003』にアート出展しました。

 
 
日球革命プロジェクトを立ち上げて、初の遠征。
これを機にネットワークを全国に広げたい。そんな思いに駆られ、出陣する事を決意した。片道16時間の道のりの中、タイヤのパンクのアクシデントなどに見舞われつつも、福岡に辿り着いた。



実は、このイベントが行われた11月9日、ハーモニックコンコーダンスと呼ばれる天体規模の現象が起きた日で、この日の満月から、2週間後の新月の間、人々の意識が高まるという時期らしい。多くの人がシンクロニシティ(共時性)を体験する中、福岡~姫路~兵庫~大阪と巡る各地において出会った方と、今までと違う何か新しい流れが生まれている実感を共有できたのは、嬉しい限りだ。
031024 第2回横浜学生映画祭

 

2003年10月24日~26日にかけて、国の重要文化材でもある横浜の開港記念会館にて開催された、第2回横浜学生映画祭(主催:NPO法人横浜アートプロジェクト)に日球ドームを出展しました。

日球ドームの可能性を探るというテーマの下、『移動型映像ルーム』及び『移動型キッズルーム』として使用。出展に際し、横浜市立大学の映像サークル『Vision Factory』とコラボレートし、その空間の多様性に一つの確信を得た。
 
移動型映像ルームでは、大きめの暗幕でテントを上から覆い、外部からの光の侵入を抑えた。写真にあるとおり、白地のスクリーンをジョイント部からつり下げ、映像をプロジェクターで投影するという至ってシンプルな作りで、小規模の上映会に適した空間となった。

移動型キッズルームは、子供が楽しめるおもちゃなど小道具を揃え、気軽に入りやすくしました。何とも言えないドーム独特の不思議なリラックス感に、子供はもちろん、大人も童心に帰って楽んでいました。中には、気持ちよくて熟睡してしまう人も出るほどで・・・。

このイベントを通じ、空間とは使う人々の感性によって、意味づけされ、用途が生まれていくのだということを実感した。 

031010 しずおかビジネスフェア2003

 

静岡市にあるツインメッセで行われたビジネスフェア2003のブースとして、採用された。
構造体が持つ面白さを集客性に活かす試みで、内部にインテリアを備え付け、住空間の新しいカタチを提案しました。
 
今まで出展してきたイベントはある種共通する一部の層(オルタナティブムーブメント)にコンタクトしてきた。
 
それは、オルタナティブな世界では、ジオデシックドームの認知がかなり進んでおり、理解を得る事が比較的容易な為だった。
 
しかし、このビジネスフェアという営利目的のイベントは、オルタナティブムーヴメントの流れと異なる価値観を持った人々が足を運ぶ為、日球ドームが一部の人達にのみ受け入れられるものなのか、そうでないのかが問われる試金石であった。
結果として、それなりの注目を得る事ができたのは、一般的な世界でも通用する価値を有した作品である事を証明できたと認識している。


南伊豆で行われたイベント、幸か不幸か、関東地方を台風が襲い、イベントどころの騒ぎではなくなってしまった。しかし、日球ドームの風に対する強さの確認をするには絶好の機会と捉え、あえて設営することにした。
結果からいうと、案の定、倒れてしまった・・・。
隣に併設していたネイティブアメリカンの移動住居ティピも倒れており、只々、自然の力の凄さを思い知らされた。
この経験により、強風時の対策を講じた。
まず、倒れた最大の原因を考察した。構造体の接地部のジョイントが、場所によって高さが異なり、厚さ30mmの木片によって、その高さを調節を行っていた。接地部のジョイントは、ただその木片の上に置かれているだけで、横風が吹き付けた時にズレ落ち、そのショックで、ジョイントから構造材がはずれてしまったという説が、最も有力な見方となった。

今後、このような事態を避ける為に、次の2つの対策を講じた。

一つは、ジョイント同士をホームセンターで売っているピンで挟み込む手法だ。写真を見てもらうとわかるように、ジョイントに力を加えても、ジョイント同士が離れることが無くなる。つまり、構造材がよりしっかりとジョイントに取り付けられる事になります。
もう一つは、ジョイント接地部の木片で高さを調節している方法を改善し、専用台座による高さ調節と接地部へのペグ固定をするようにしました。




補強しない時には、力がかかるとこのようになってしまう場合がある。
台風のような強風が発生した場合、ステンレスのジョイントでもこのような状態になってしまったというように考えられます。




ホームセンターで比較的入手しやすい建築用ピンでジョイントを挟み込んだ補強案。




このようにピンで補強した場合、ジョイントで挟み込んだ構造材はしっかりと固定されます。




この台座を台座ジョイントに取り付け、ペグを地面に打ち込む事によって、より安定した設営が可能となりました。
これらの対策を組み合わせる事で、従来の3倍以上の強度を確保する事が可能となった。そもそも、球という形状は、通常の建築に見られる四角い形状と比較した場合、風に対して絶対的な強さを持っている。上記の措置を図ることによって構造体自身の安定し、カタチが備える強度を充分に活かせるようになった。

この補強を施すのに、設営時間が多少延びてしまうが、状況に応じて対応するようにしていきたい。

そういう観点から見ると、このイベントで得た収穫は、非常に大きかった。

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