□2008年の最近のブログ記事

 

 新年明けましておめでとうございます。

 2008年~2009年の年越しを祝うBIGイベントCOUNTDOWN JAPAN 0809が、千葉県にある幕張メッセで開催され、今回はいつもお世話になっているMIRRORBOWLERとのコラボレーションによるデコレーションとして、6mドームを設営してきました。

 12/28・29・30・31⇒1/1の4日間、豪華アーティストが連日にわたって、怒涛のごとくライブを繰り広げたこのイベント、延べ11万人が会場に足を運んだとの事ですが、このデコレーションが据えられたのは、エントランスからメインフロアへアクセスする通路のど真ん中で、会場を移動する多くの人々の目を釘付けにしていたようです。

 設営した構造体の中に、直径3.6mほどの金属フレームのジオデシック球を組み、所狭しと無数のミラーボールを吊り下げたその姿は圧巻とも言える迫力で、一際目立った存在感を放っていたのはもちろんの事、この場所以外にも、様々な場所にミラーボーラーが仕掛けたデコレーションが、多くの方の目を楽しませていました。

 新たな挑戦への旅立ちを目前にした今、その門出を祝うかのような晴々とした元旦の空が心にしみたイベントでした。

 

 9月に出店したONE EARTHにて知り合ったキャンドルアーティストTomoshibi WAXXYのシュウスケ君の誘いを受け、岐阜県は可児市のふるさと川公園で行われたイルミネーションイベントに参加してきました。

 今回は公園内にある円形の区画の中心にドーム構造体のみを設営し、その周囲を埋め尽くすキャンドルによるデコレーションと一体となって非常にモニュメンタルに使っていただきました。

 クリスマス時期の省電力LED照明が作り出す幻想的なイルミネーション、今や冬の風物詩といっても過言ではないくらい色々な場所で見かけるようになりましたが、電飾では表現できないキャンドルの炎のゆらぎによる温かい雰囲気に会場はとても賑わっていました。

 2009年1月まで続くイルミネーションのスタートを告げる点灯式に相応しい素晴らしい演出で、そんな場面でドームを活かして貰えて本当にありがとうございました!

 実は10月末のイベント出店から今回のイベント参加までの約1ヶ月強の間に、自分自身を取り巻く環境が大きく変わりつつあります。とても急展開な為、中々うまく整理できない状況にありましたが、この岐阜への旅を通じ、その変化に確信を抱く事が出来ました。次回はそれについて報告したいと思います。

 

 先週末は、埼玉県は日高市で開催されたアウトドア・DIY・エコライフ フェスタ2008秋に出展してきました。今年の4月は1DAYイベントだった本イベント、今回は初日が体験型イベントとしてのアクティブDAY、2日目は展示・販売型イベントとしてサイレントDAYというカタチでの2DAYSイベントにスケールアップし、前回同様、地元に密着したアットホームな雰囲気のイベントとなりました。

 初日のメインイベントは、なんと言ってもチェンソーアート大会、3時間の間にチェンソー一つで丸太から削りだした作品は、どれも素晴らしい出来で、完成後はチャリティオークションが行われ、次々と高額で落札されていきました。

 2日目は、すっかり様子が変わって、各地から集った様々な出展者が、それぞれの自慢の一品を展示販売。最後には前回同様、大抽選会が行われ、連日多くの参加者が訪れました。

 このイベントの素晴らしい点は、自社の資材センターを開放して、地域に根ざしたアクションを行っている事にあると思います。一企業が非営利で地元の活性化に取り組む姿勢は、その企業の心意気をあらわしているのだと感じます。自分本位の発想が優先しがちな昨今、見習うべき事があるイベントでした。

 

 2週間前のイベントと同じ玄岳ドライブインにて行われたイベント、natural smileに参加してきました。

 今回は、DJブースに4.8mドーム1台・出店ブースに4.8mと3.6mドームを各1台、休憩所として6mドームを1台と所有する全てのドーム計4台を設営し、さらには出店ブースとして使った4.8mドームの天幕側面に、takao suzuki氏がライブペイントを行うという企画もありで、高い期待感と共に前日からキャンプインしました。

 ステージのドームは本番当日の午前中に設営するという事で、まずは出店エリアの3台を設営し、特にライブペイントをする4.8mドームの位置、絵を描く様子が良く見えるように注意を払いました。作業は順調に進みその日は問題なく一日を終えました。

 そして、翌日のステージ上の4.8mドームの設営が終わりかけた頃に、問題が発生しました。前日も多少風が強い時はありましたが、この日はとても強い風が持続的に吹きつけており、山を上ってきた風がダイレクトに出店エリアを吹き抜け、6mドームがベコッと凹んでしまいました。

 先週も同様の被害を受けた経緯があり、風の強い山頂部というロケーションもあり、予めペグ打ちはシッカリ行っている中で起きたアクシデント。前回は現場にいなかった為、凹む様子を見ることは出来ず、推測の中で原因を特定していたのですが、今回は、その現場を目撃する事が出来ました。

 凹んだ位置は、6mドームの側面上部あたりで、内側に落ち込むカタチで凹んでおり、隣に立てた4.8mと3.6mドームには全く被害はありませんでした。その発生原因を考察してみると・・・

 ① 同じ分割数の4.8mドームは被害がなく、6mドームのみが被害を受けている。

 ⇒ 分割数が同じでも、風を受ける面積が大きい6mドームでは、構造体が受ける荷重が大きくなる上、さらに構造材1本あたりの長さにおいても6mドームのほうが長く、よりしなり易い為に凹んでしまった。

 ② 3.6mドーム(2V)と6mドーム(3V)の竹構造材の長さは同じくらいで、6mドームのみが被害を受けている。

 ⇒ 構造材1本あたりの長さは同じくらいですが、風を受ける面積が大きい6mドームでは、構造体受ける荷重が大きかった為、凹んでしまった。

 総括すると、6mドーム(3V)は、3.6m(2V)や4.8m(3V)と比べて、構造体が受ける荷重が大きく、それにあわせて、竹構造材の強度をあげるか、分割数を増やし、竹構造材1本あたりが受ける荷重を軽減するというカタチで対策を講じる必要があるという結論に至りました。

 とりあえず、イベント中は、構造体の凹みやすいジョイント部に紐をつけ、ドーム周囲に打ったペグに結び付ける事で何とか対応し、特に人への事故などが起きなかったのは幸いでした。

 このアクシデントへの対応に追われている内に、イベントは始まっており、今回の目玉企画であるライブペイントの準備が着々と進んでいました。

 以前から様々なイベントで目にする事が多かったtakao suzuki氏のライブペイント、先月下旬に富山で行われたONE EARTHで会った際に、互いに今回のイベントに参加する事がわかり、何かコラボレーションしてみようという話の中で日球ドームに描いてみるという事になりました。普段はキャンバスに墨汁で描くというスタイルですが、ドームの生地に描く為、垂れにくいアクリル系塗料を使用する事や、球状の曲面に描くなど、いつもとは違った環境の中、絵の真ん中あたりの目の部分から筆を入れ始めました。

 夜になり、いくらか風が収まってきましたが、時々吹く風で天幕がバタつくなど、高い緊張感の中で、少しずつ絵が描き進まれていきました。

 そんなこんなで慌しくしている内に、会場にはたくさんのテントが張られていて、すっかりいい雰囲気になり、束の間のゆっくりした時間を送っていましたが、深夜になるとまた風が強くなるなど、気が抜けない時間が続きました。

 ライブペイントも無事終わり、takao氏と話していて、今回は本当に試練の連続だった。という事で互いに共感しあいましたが、

 試練を乗り越えた先にある達成感は、深い歓喜を呼び起こす。 

素晴らしい作品が描かれた事は言うまでもありません。

 今回も先週同様、反省点が非常に多いですが、貴重な体験の機会を与えてくれたオーガナイザーをはじめ、ライブペイントをしてくれたtakao suzuki氏、ドーム設営を手伝ってくれたスタッフのメンバー、遊びに来てくれた皆さん、色々ご心配お掛けしましたが、ありがとうございました。

 

 

 都内で行われるBIGフェスの一つ、渚音楽祭2008秋に参加してきました。

 今回は、出店ブース&キッズエリアで3.6m・4.8m・6mをそれぞれ一台ずつ計ドーム3台を設営する事となり、準備の為、本番前日に現地入りしました。

 出店ブースとしては、濃厚生チョコ感覚のブラウニー専門店『こいのぼり』とのコラボレーションで、3.6mドームと6mドームを密着させ、その隣にキッズエリアとして4.8mドームが立ち並ぶように設営、作業は順調に進み、夕方には準備完了し、一度帰宅しました。

 アクシデントが発生したのは、その日の夜、ちょっと風があるな~という心配が的中。夕食後に、会場に残って作業していたイベントスタッフから一本の電話が・・・。6mドームが凹んでいるという内容でした。ちょっと凹んだぐらいなら大丈夫と一旦は思ったものの、海辺という事もあり、吹き抜ける風の強さは街中よりも強いはずだと思い返し、急遽夜中に会場へ駆けつけると、向かっている間に巻き起こった突風の影響で、6mドームが半分ぐらいにつぶれていました。

 今年製作した新型ドームのとってはじめての問題発生!強度は万全と思っていた分、悔しさがこみ上げてきましたが、落胆している時間はない。残された数時間で、現状を復帰させなければならないという思いで、ドームを解体しました。同じエリアのデコレーションチームのスタッフの協力により、なんとか解体終了し、破損状況をチェックすると、計9本の竹構造材が折れていました。幸いにも、予備の部材で再設営できる事を確認し、強風対策として、もう少し多めにウェイトを増やす必要があると判断し、再び横浜にウェイトを取りに帰ると、今度は4.8mドームがひっくり返っていました。

 かなり絶望的な状況・・・。

 再びデコチームに手助けしてもらい、なんとか被害なく4.8mドームを建て直す。ホッとしている暇はなく、今度は十分な風対策をした上で、解体したままの6mドームを再設営する。時間は午前4時、ほとんどのスタッフはもう休んでいる中、まだ寝ないで起きていた2名のデコチームスタッフの助けで、何とか構造体だけでも組み上げました。

 今回のトラブルの原因は、アスファルトに設営する際にドームを固定する方法、ドームが大きくなればなるほど、風を受ける面積は増える。その分、使用するオモリは重くするなり、アンカーを打って固定するなど、十分な対応が必要であったにもかかわらず、その対応が甘かったという事。

 幸い本番ではなく、中に人がおらず、人災は免れましたが、自分の認識の甘さを痛感し、深く反省する機会を得た事は、今回の大きな収穫であったと思います。

 本番に入ると、それまでの強風が嘘のように、好天に恵まれ、何事もなかったように、イベントが始まりました。

 実は、毎回このイベントへ誘ってくれている主催者の一つM.M.Delightの名VJであるM氏が8月に亡くなりました。ドームを設営した雲エリアは、その追悼も兼ねたフロアとして、スタッフのデコレーションに対する気合の入り方が半端じゃない!イベント前日から始まり、2日間のイベントの間も少しずつ手が加えられて進化していく。最後の最後まで妥協を許さないその出来栄えは、壮絶な姿になりました。

 また、会場であるお台場海浜公園特設会場が、来年以降、新たに開発が行われる為、この場所での開催は今回で最後(次回の候補地は未定)となりました。

 様々なジャンルの音楽が一堂に会すこの渚音楽祭がなくなってしまうのは、とても残念でなりませんが、今回起きた諸々の衝撃的な出来事は、一生忘れられない思い出として、心に強く刻まれる事でしょう。

 

 秋も深まる10月最初のウィークエンド、NEW DIMENSIONオーガナイズのパーティ、BACK TO THE FUTURE 4にて、3.6m&6mのドーム2台を、それぞれDJブースとして設営してきました。

 会場となったのは、標高670mにある地球環境とエネルギー資料館・玄岳ドライブインオートキャンプ場、東に相模湾、西に駿河湾を一望できる素晴らしいロケーション、高所の為、強い風が吹き抜ける事を心配しつつも、設営開始。

 イベント前日、ジオデシックドーム製作者でもあるT氏と2人で現地入りし、イベント当日の朝、下界を見下ろすパノラマフロアに6mドームを設営、近隣への騒音の関係からドームの設営場所が中々決まらないながらも、何とか午前中に完了。その後すぐに、出店が立ち並ぶお祭りフロアに3.6mドームを設営し、比較的スムースに作業が進みました。

 今回は、久しぶりに出店はせず、純粋にドームリースのみでの参加という事もあり、ドーム設営後は自由に動く事が出来る時間が十分にあり、先々週の富山~長野での動きで会った2組の友人の結婚祝いに贈る予定のジオライトを製作したり、料理作ったりしながら、久しぶりの再会となるT氏と語りあったりと非常に有意義な時間を過ごしました。

 ふと気付けば、もう10月、そろそろ来年度の動きを計画していかなければならない時期になり、まだまだ漠然としているイメージを整理していく必要を感じながら、夜が更けていく。深夜になると会場にはたくさんの参加者が集まって、すっかりパーティらしい雰囲気になり、会場を散策。

 パノラマフロアの丘の上に登ると、ネオンに彩られた宝石箱のような三島や沼津の町が一望でき、すっかり見惚れてしまいました。この素晴らしい眺望は一見の価値ありですが、この会場の難点は水場がないという事。現地入りする前に、熱海のスーパーで20Lタンクを満杯にしてきましたが、毎回、水道がある環境を使わせてもらっている事に感謝せずにいられず、

志す独立的・自立的な生活スタイルの確立において、

改めて水という資源が人間の生活にとって必要不可欠な存在だという事を再認識

しつつ、自然の水循環システムの偉大さに感動しました。

 来週末もこの場所で開催されるnatural smileでのドームリース&出店を控え、モチベーションを高める良い機会となりました。

 

 2週連続出店ツアーの後半、長野県の木崎湖にて開催されたpeaceful garden 2008に出店しました。

 会場に到着したイベント前日、近くの鹿島槍ヶ岳に初雪をもたらした冷気と吹き抜ける強風で、想像以上の寒さの中の準備を開始。キャンプ場には所狭しと樹木が林立していることもあり、径の小さな3.6mドームと3m×3mのタープを使用したスタイルで、木々の間に店を構えました。

 スノーボーダーとして白馬に6年間こもった経験のあるSHINZOUにとって、木崎湖周辺のエリアは第2の故郷のような場所という事もあり、イベント中、多くの友人・知人と偶然の再会があり、先週の富山でのイベントの出店者がそのまま流れてきていたりと、以外と顔見知りが多く見られ、まるで地元のような感覚で楽しい時間を過ごす事ができたのはとても心強かったです。

 ダブ系の音楽がメインのこのイベント、普段トランスやハウス、ジャムバンドなどのライブを耳にする事が多かったせいか、とても新鮮でしたが、ジャンルを超えても、これらの野外音楽フェスが人々を魅了する根底には、

自然の中で音楽を聴きたいという純粋な思い

が存在しているのだと強く感じました。

 2週連続でハシゴ出店するという試みは、アトリエナナヒトをオープンして以来、しばらく行っていなかった為、非常に旅情感が強く、公私共に内容の濃い旅となりました。旅行中、お世話になった多くの方々に感謝致します。

 

 2週連続出店ツアー第1弾、富山県の立山で行われた立山SUN69フェスティバル ONE EARTHに出店してきました。

 久しぶりの中部・北陸地方、台湾で猛威を振るった台風13号の影響を心配しながらキャンプインしました。幸い豪雨の襲来は免れましたが、イベント前半は雨が降り続き、会場のテンションはやや低めでしたが、3日目からは台風一過の好天に恵まれ、徐々に盛り上がりを見せ始めました。

 とても広い会場には、様々なエリアに区分けされ、ライブやDJによる音楽系のコンテンツはもちろん、トークショーやワークショップなど様々な企画が盛りだくさんでした。

 出店をしていた為、あまり多くの企画に参加することは出来ませんでしたが、合間を縫って聞く事が出来た杉山開知氏の地球暦の話はとても興味深く、その話によると、2004年から2012年の八年間は、ヴィーナストランシットと呼ばれる特別な時期にあたり、金星が象徴する美や調和にちなんだ物事が劇的に進展するという事で、前回のその周期にあたる明治時代初期には、現代の様々な社会インフラがその時に整備されたようです。今回のヴィーナストランシットにおいて、2008年はその中間地点に当たる時で、2004年~2008年までは次世代のスタンダードとなる物事が創出され、2008年~2012年にその凝縮した物事が世に流出していくというような内容でした。

 一見当たり前のように西暦が現代の暦として世界中に浸透していますが、その暦がいかに社会生活に影響を及ぼしているのかを色々な事例を出して解説していた事により、氏の提唱する地球暦のような

ユニバーサルな視点から地球の姿を浮き彫りにして、次世代のスタンダードを作っていく事

の大切さを強く感じました。

 今私達は、まるで堰を切って流れ出した洪水のような情報量の中で、時々刻々と様々な選択をして、それぞれの生活を営んでいます。その溢れんばかりの情報の中で、本当に必要なものを選んで行かなければなりませんが、その取捨選択は容易ではありません。一体何を判断基準にすればよいのでしょうか?

 確かな事は言えませんが、

 沸き起こる様々な出来事の中には、それぞれの立場によって良い事や悪い事がありますが、一個人に訪れる現実は、すべて各自が選び取った瞬間の連続によって現れているのもだと思います。それら一つ一つの出来事だけに執着せず、より包括的な視点からその出来事を認識し、ポジティブな方向に解釈し、自分の立ち位置で出来る事に結び付けていく・・・。

 そのプロセスの積み重ねが、より良い現実を生み出していく事なのだと感じました。

 

 山中湖交流プラザきららにて開催されたSense of Wonderに参加してきました。

 今回の動きは、超過密スケジュール。それなりの覚悟を決め、イベントを迎えました。

 イベント前日、素晴らしい天候に恵まれ、気持ちよく設営をスタート。

 まずは、会場内のキッズエリアとして4.8mドームを設営、ドーム内部はたくさんの風船で埋まりました。次にもう1台の4.8mドームをアーティスト村へのエントランス場所の受付ブースとして設営。今年は2DAYSでの開催となりより多くのミュージシャンが集う場所で使っていただきました。

 まだまだ続く設営、次は自分達の出店ブースとして6.0mドームを、そして友人の経営する自遊人処の飲食店ブースとして3.6mドームを同時進行で設営し、1日で4台のドームを設営するという試み、かなりの作業ボリュームでしたが、熟練しつつあるスタッフの力強いサポートのお陰で、思った以上に順調に完了しました。

 翌日、イベント本番の日ではありましたが、店の準備を終えるとすぐに会場を去りました。現状の車の積載スペースでは、ドーム4台+商品を積み込む事は不可能な為、注文していたルーフキャリアを横浜の拠点で取り付け、14日はインタラクティブ東京で展示された風覚ディスプレイ&カメラの完成像を見学し、とんぼ返りで山中湖の会場へ。

 というように、あっちこっちを駆け巡る週末でしたが、この動きを影で支えてくれたスタッフの存在は、本当に大きく、その助けがなければ、首が回らない状態に陥っていた事は間違いありません。

 一見、野外音楽イベントは、とにかく楽しい!という雰囲気に包まれていますが、それは表の顔。その開放的な盛り上がりの裏では、運営サイドの絶え間ない努力に支えられている。表に立つアーティストはもちろんですが、その影の立役者なくして、イベントは成立しません。

 そんな自分に置かれた状況とイベントの運営の間に不思議な相似象を見る中で思ったのは、

受け取る側から与える側に立場が変わっていく中で学び取る本質的な価値観のシフトチェンジ

こそ、イベント化する現代社会の実践的な学習のあり方なのだと強く感じたイベントでした。協力してくれたスタッフのメンバー、どうもありがとう!

 

 富士山の麓にあるふもとっぱらにて開催されたあさぎり天空まつりに参加してきました。

 活動を始めて間もない2004年に開催された同イベントに参加して以来となる今回は、2台のドームを設営する事になり、1台は昨年秋に完成した6mドームがPAブースとして採用され、もう一台は4.8mドームで出店しました。

 まず驚いたのは、前回参加した時と比べて、かなりスケールアップしていた事。芝生のメインフロアには、シンプルに装飾された立派なステージが組まれ、ステージの真正面にPAブースとVJブースが配置されました。フロアからキャンプサイトを結ぶ道にはギッシリと飲食店や物販店が並び、賑わった感じがとても心地いい雰囲気を醸し出していました。

 天気予報では、雨マークがちらつき、悪天が予想されたものの、全く雨が降らないままイベントは進んでいきましたが、最終日の最後のライブの大詰めを前に振り出した突然の集中豪雨に会場は騒然となりました。その時流れていたブルースハープと雨脚の強弱がまるでリンクしているかのような感覚に陥りながら、急いで店の商品を片付け、すぐさまPAブースへ向かいました。

 3ヶ所から水滴がポタリと落ちてしまう状況となっていました。幸いにもPAチームの迅速な対応のおかげで6mドーム内の音響機材に対する被害はありませんでしたが、ステージでは装飾を滴ってきた雨がステージ上に水溜りを作ってしまう結果になり、結局、最後の1曲を残したところで、音がとまってしまうという幕切れとなってしまいましたが、こんな終わり方もまた何かの因果によって生じているのだと感じます。

 実は当初、6mドームはPAブースと足場を組んだロフト上にVJブースをセッティングするという話があり、本番前日にはその為の準備がされていました。天井の高い6mドームであれば、ロフト部分を作るというようなカタチで立体的に空間を使うという、大変興味深い試みがあったものの、結果的にはスペースの都合などでPAブースとなったドーム脇にVJブースを組む事になってしまいました。

 また出店ブースで設営したドームの隣には、鉄で構造体を組むドームテントのお店が出店していて、色々話す機会がありました。その話の中で出てきたドームビレッジ案は、3台以上のドームがあれば、ドームを線的に並べるだけでなく、面的に配置する事で、中庭のような場所も作る事が可能となり、より面白味のある空間になるのではないかと話に花を咲かせていました。

 というように、ドームの活用方法として、

3台以上で作る面的な配置構成やロフト設置による立体的な空間利用

など、今まで表現していない空間イメージを膨らます事が出来たのは、今回の大きな収穫です。規模が大きくなったにもかかわらず、家族的な和気藹々とした雰囲気はそのままで、とても居心地がいいイベントでした。

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