□2011年の最近のブログ記事

 11月に入り、寒さもグッと増してきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
 
 先日、告知しました城山公園で開催予定だった『ふれあい広場』が、雨天の為、延期となり、日球ドームワークショップは、こんな感じになりました。

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 というのは冗談で・・・

 その日にご近所にあるピースランドにて開催された、その日暮しをテーマした作品展『ひぐらしガーデン』にて、ちょっとした話をするといった形で行う事になりました。

 正直、人前でマイクを握って話すのは性に合わず、何を話していいのやら状態でした。。。
 日球ドームはフィールドワークが基本である事を感じつつも、さすが飛騨の匠の町というべきか、ものづくりに対する熱い想いを持った作家さんが、この地にもたくさんいるようです。

 そんなこんなで、この『ひぐらしガーデン』には、ジオライトを展示させていただきました。
 ピースランドのお店は、高山の中心市街地で空町と呼ばれるエリア(城山公園に築城されていた高山城下の武家屋敷が立ち並んでいた場所)にあり、町家と呼ばれる古い家屋を改装した絵本&カフェバーで、古い伝統建築とのマッチングがとてもいい雰囲気を醸し出していました。

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 高山に住み始めて4ヶ月が経過し、いくらかリズムが出てきた感がありますが、色々とイベントごとや出会いが多く、多忙な日々が続いております。それはとても有難い事ですが、まだまだこれからです。

 大激動の2011年もあと2ヶ月、311を境目に何かが大きく変わっていく世界、その中で今ここにいる事を感じたイベントでした。

 訪れてくれた皆さん、どうもありがとうございました!

 
 4月にブログを更新して以来、あっという間に半年が過ぎてしまいました。

 その間、何もしていなかった訳ではなく、まずは家族が安心して暮らせる環境を作る必要を感じ、約2年間住んだ群馬を出る決意をしました。
 
 当初は漠然と長野か岐阜あたりがいいかな~なんて思っていましたが、ある時、群馬のキャンピングカーメーカーに勤める直前に、飛騨高山に行ってみたいという願望を持っていた自分を思い出しました。


 なぜ、飛騨高山に行ってみたいと思っていたのかというと・・・

 皆さんは、竹内文書という古文書をご存知でしょうか?

 一般的には偽書とされている眉唾的な範疇にある古い文献ですが、その中に、かつて飛騨に日球国という名の国があり、日球(ひたま)が転じてヒダとなったといった事が記されているのを『日球』を検索ワードで調べている時に見つけました。 
 
 日本から球の文化を発信するという意味を込めて名づけた『日球』の名が付けられた国があった事に非常に強い興味を覚えた訳です。


 この事を思い出してから、現地を訪れるのに時間はかかりませんでした。何もない山の中を長い事走り、本当にこんな所に大きな町があるのかな~?と思ってしまうような場所に忽然と姿を現した飛騨高山。
 
 その町並みはとても美しく(小京都と呼ばれたりします)、住んでみたいと思うようになりました。本当に日球国があったのかどうかは定かではありませんが、なんにせよ、それが一つのご縁となり、飛騨高山に活動の拠点を移す事になりました。

 これまでつながっている皆さん、これからつながる皆さん
 どうぞよろしくお願いします!

 そして、飛騨高山へのご挨拶企画!
高山城跡地である城山公園で開催されるイベント内で、日球ドーム・ワークショップを行います。
イベントの詳細は以下をご覧ください。

ふれあい広場.jpg
日球ドームに興味をお持ちの方は、この機会に是非ご参加ください! 
 まずは、この度の東日本大震災で 被災されました全ての皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 史上最大級の地震、想定をはるかに超えた津波、チェルノブイリに並ぶレベル7に認定された原発事故と未曾有の出来事に日本はもとより世界中が大きく揺れています。

 各地で開催される予定だったイベントが、相次いで中止や延期を余儀なくされる中、本イベントは出演者のキャンセルや物資の調達が困難な状況にもかかわらず、開催されました。
 


  
 今回は初披露となる新型6mドームをライブペイントブース、4.8mドームを出店ブース、3.6mドームをVJブースと、全サイズを設営しました。

 会場は、震災を引きずって落ち込むのではなく、首都・東京から、元気を生み出していこうというエネルギーに満ちていて、すれ違う人達が思った以上に、明るく、笑顔で溢れていたのがとても印象的でした。

 2011年に入ってから、世界がものすごいスピードで大きく変わろうとしているのを、皆肌で感じているのではないでしょうか?
 
 それと同時に、一人一人ができる範囲で実際の行動に移していかなければ、世界は何も変わらないという事も明らかになりつつあります。

 原発に関連したマスメディアの情報統制と日増しに拡がりをみせるソーシャルメディアの力が、この事を何よりも如実に物語っているように思えてなりません。

 個人の力はとても小さい。あのソフトバンクの孫正義氏さえ、自分の力のなさを痛感していると述べていましたが、この大きな世界は紛れもなく、その小さな個人の連なりによって作られているはずです。

 多くの犠牲の上に成り立っている私達の生命は、同じ過ちを繰り返さないように努力する事で生き残ってきた奇跡の結晶である事は間違いなく、これからもその為にただひたすら前を向いて歩いていく事が、私たちに残された唯一の選択肢だと思います。

 選択といえば・・・。
 
 自分の人生において、大きな選択をしました。(世間的にはとても小さな小さな事ですが・・・)

 3月末で約2年間続けてきたキャンピングカーメーカーを退社しました。自分と活動を支えてきてくれた仲間達の『夢と現実』を追求する為です。

 会社に正式に退職願を提出した次の日に、今回の311大震災が発生しました。あまりの出来事に、出した言葉を引っ込めようと悩んだりもしましたが、事が起きる前に自分が為した意思決定を尊重する事が生活の安定よりも価値があると判断した結果です。

 もし私が今回の災害に対して何らかの援助が出来ることがあるとするなら、言うまでもなく、日球ドームを通じた支援を行うべきであると考えてはいるものの、中々自ら使ってくれというのも押し付けがましいと思ってしまって、具体的な行動に移せない自分がいます。

 現在所有している4台のドームを今すぐどうこうというのではなく、将来の災害時の仮設テントとして活用できるような仕組みを作っていくべきだと考えていますが、一人ではどうにもならないのです。個人・組織関係なく、志しを同じくする仲間達と歩みをそろえて、前に進んで行きたいと心から深く感じ入った2011年の初イベント参加でした。

■ 追伸:
 フィールドライフの皆さん、短い間でしたが、本当にお世話になりました。ただひたすらものづくりに邁進する日々、自分にとってかけがえのない時間でした。これからはキャンピングカー仲間として、その価値を多くの人に伝えていきたいと思います。どうもありがとうございました!
 2010年暮れから2011年初頭にかけて、新6mモデルを製作し、2月下旬にテスト設営を行いました。

 まずは、スライドショーをご覧ください。 

   

 2008年の渚音楽祭natural smileで、強風にやられて半壊してしまった6mドーム、強度不足を認めざるを得ない状況の中、手持ちの中で最も大きなこのサイズのドームを設営することを封印して以来、2年以上の月日が経過しました。
 その間、日球ドームを通じたアウトドアライフスタイルの更なる向上を志し、キャンピングカーの技術を習得する為に、日々精進してきました。

 しかし、その時の悔しい思いを忘れた訳ではなく、『いつか必ずリベンジを果たす!』そんな気持ちを胸に、少しずつ新6mモデルの構想を練っていきました。

 現状のスペック(重さ・収納時の体積・丸さ・質感・コスト)を落とさずに、強度をあげる為には、ジョイントシステムを変えるしかない。今までと異なる方法を模索し、頭をひねる。

 ひねる?!
 ん?

 んんん~!

 『ひねるぅ!』

 そうか、ひねってみればいいんだぁ!といった具合にガコーンッ!とアイデアがひらめいて、イメージを図示してみる。
new joint.jpg
 
 なんだか行けそうな気がする。。。

 この方法によって、竹構造材の厚さと幅が増強され、ジョイント内の竹構造材を差し込むガイドとなる木部が省かれ、それによりジョイント自体の厚さが薄くなり、ひねりを加えた事で組んだ構造体の見映えも変わる。

 これは面白い!!!

 何度か試作を繰り返し、ようやく新しいジョイントが完成する。

 
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 天幕は、以下写真の状態(天頂部:1枚、側面部1枚)となります。前面が開いており、直径6mなので、ライブもできそうです。

 また、防水層である雨受けシート(写真ではほとんど付けていない状態です)は、ドーム全体を覆うことができます。

P1020721.JPG
 新生6mドームが加わり、ますます厚みのある活動が可能となりました。

 初披露は、4月10日開催の渚音楽祭2011春にて使っていただく事になっています。風が強いお台場での設営は、実用性を推し量る上で、とてもいい環境だと思います。

 私自身も現場入り(4.8mドームで出店)する予定ですので、興味のある方は、出店している日球ドームまで、ぜひお立ち寄り下さい。

 乞うご期待!!!
 

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