金沢高専の小坂氏より依頼されて制作した風覚ディスプレイ&カメラが、日本科学未来館で開催されたインタラクティブ東京で、作品展示されました。
Wind Stageと命名されたこのシステム、様々な状況下での風情報の記録が可能となる事で、風のアーカイブ化や遠隔地の風を体感するなど、自然現象を再現するという試みは、自然災害の被害が顕著な昨今、大変重要な価値を持つ研究だと思います。
そんな研究の媒体として、日球ドームの構造が採用されたのは、大変光栄な事と感じています。特に、日球ドームの活動をしていて、最も注意を払わなければならない自然現象の一つ『風』をテーマとしていることもあり、その想いは尚更です。
⇒展示作品紹介ページ(作品No.06)
当日、残念な事に電気系統の故障で、全てのファンが回転しないというトラブルが発生するなど、完全とは言えない状態にありましたが、多くの方がそのシステムを体験しようと次々に訪れておりました。
この作品以外にも様々な研究者が、最先端のインタラクティブ技術の展示し、来訪者はそれぞれ関心を持つ作品を楽しみながら体験したり説明を受けていました。特に目に付いたのは子供が目を輝かせながら各ブースを走り回っていた事です。
小さな科学者達は、この展示から何を感じ、どんな未来を切り拓いていくのでしょうか?
まだまだ先の話かもしれませんが、とても楽しみなところです。