東京マラソンEXPO2013に青空ドーム設営してきました。
先月に引き続きあっという間に過ぎた2月、ロシアでは隕石が落下したりと世間を賑わす出来事もありましたが、2月21~23日に東京ビッグサイトで開催された東京マラソンEXPO2013にて4.8mドームを設営してきました。
公式スポンサーであるアシックスのブースの一角でドームを使っていただきましたが、今回の目玉は、青空と雲を描いたイラスト用天幕を製作して内側に取り付ける特別仕様となりました。
まずは会場に設営したドーム写真をご覧下さい。
まんまるの青空ドームがぽっかりと立つ姿は、四角形の展示ブースが並ぶ中では、一際目を惹く独特な存在感を放っているように感じました。ドームの周囲には木を模したオブジェが取り囲み、無機質になりがちな屋内展示場に和らいだ雰囲気を醸し出していました。
この青空ドームですが、先月の5.5mドームの製作を終えて休む間もないまま、イラスト用天幕の製作・イラスト塗装と過密スケジュールの中で進行しました。
天幕にイラストを描くというのは、過去に一度だけ側面部の天幕に単色ライブペイントをした事がありましたが、天幕全体にイラストを入れるのは全くの初体験で、その道のりはとても険しかったです。以下、イラスト塗装の作業風景です。
まず、天幕に絵を描く為には、ある程度キャンバスが張った状態となっている必要があり、4.8mドームの構造体に取り付けた状態で作業しなければならず、更にただでさえ雪の多い飛騨高山で天候に左右されないような快適な作業環境を作る必要性から、6mドームと4.8mドームをかみ合わせた状態の仮設アトリエを設置しました。
空のイラストは、以前から交流のあるNatsuko Paintさんにお願いして描いて頂きました。本人もドームテントに絵を描くという経験は初めてのことで、互いに貴重な体験を積ませていただいているという感謝の気持ちを共有しながら、作業に取り組みました。
作業を進める上で特に大変だった点としては、完成時はドーム内側にイラスト面が見えるようにしなければならないのですが、作業上、ドーム外側から反転したイラストを描いていかなければならず、またドームの天頂部には手が届かない為、その都度、天幕の位置を補正しながら塗装していきました。
厳しい気候条件の中で、思わぬように作業が進まない日があったり、予想以上にはかどったりと、まさに一進一退を繰り返す日々は、あっという間に過ぎて行き、なんとか完成させる事が出来ました。
この仕事を通じて強く感じたのは、これまでやったことのないよいうな課題を与えられることで自分の限界を知ったり、その限界を超えた先にある新たなヴィジョンを得られるのだという事です。
真冬の雪国でドームを野外設営するということは、降雪を覚悟しなければならず、実際、40cmほどの積雪があった晩の翌朝はドームが凹むといった災難にも晒されました。幸い大きな被害はなかったのですが、雪の降るエリアで使用する際の具体的な改善点を見つけられたのは大きな収穫になりました。
今回製作した青空の天幕ですが、東京マラソンのイベント終了後はクライアント様のほうで使用しないとの事から、今後は私どもの活動の中で使わせていただける事となりました。上述の貴重な体験をさせていただいた上に、このようなご厚意をいただき、感謝の言葉が見つかりませんが、折に触れて活躍させていく事で恩に報いていきたいと思います。
