久しぶりに富士山に登ってきました。

 まだまだ寝苦しい夜が続きますね~。

 さて、前回記事の2日後の8月9日に富士山に登ってきました!

 初めて登ったのは2001年の夏、この年の9月に山頂にあるジオデシックドーム構造を取り入れた富士山レーダーが撤去される事を聞き、一度見ておきたいと思ったのがキッカケで初登頂し、今回は5回目となります。

 今までは一人又は二人での登山でしたが、今回は会社の同僚達とのグループ登山という事でどんなものになるのかをとても楽しみにして当日を迎えました。

 一緒に登るメンバーとは河口湖駅で待ち合わせ、河口湖口5合目からスタート。下界の悪天を抜けて、星空満点の順調な道のり。その景色を見るだけでも十分に価値のあるスタートでしたが、6合目を通り過ぎ、7合目に差し掛かるときつい岩場が現れだしました。お盆前のピーク時という事も手伝い、登山道は大渋滞。想定内の出来事とはいえ、山にまで来て渋滞とは・・・。

 そんな中、ゆっくりと山頂へ向かう。やはり日本一の山、スケールがでかい。登っても登っても、まだ頂上は見えない。
 出口の見えない状況、ただひたすら前に進んでいくという深い瞑想のような行程、こういった非日常的な世界を体験する事は、人生にとってどんな価値があるのだろう。その価値は人それぞれあると思うが、今回富士山に登って思ったのは、山を登りは人生のようなものじゃないだろうか?
 辛い思いをしながらも努力を積み重ねながら登りきった先で仰ぐご来光は、何か目標を達成した時に得る喜びと通ずるものがあると感じました。

 9合目を過ぎて、山頂も見えてきた頃、空は明るんできました。いつしか一緒に登っていたメンバーともはぐれてしまい、頂上を見渡すとややガスった天候になっているようだったので、近くの岩場に身を寄せ、ご来光を待ちました。

 以下、スライドショーをご覧あれ!



 ご来光を仰いでから、再び登り始め、山頂でメンバーと合流、山頂の山小屋で朝ごはんを食べ、日本最高地点、剣ヶ峰へと向かう。いつ登っても最後の坂はきつい。そのままお鉢巡りをして、メンバーと別れ、下山は大砂走りで有名な御殿場ルートを初めて降りる事にしました。

 天気がめまぐるしく変わる行程の中、8合目で休んでいる時にたまたま目の前で立ち止まった人に話しかけるとジャストフィーリング、しばらくの間一緒に降りていくと、ついに始まった大砂走り、細かい石が何キロにも及んで続く真っ直ぐな坂道で、スピードを出して進むと、浮いたように走り降りる疾走感がなんとも気持ちいい。一緒に降りていた彼のスピードについて行けず、再び一人の長い下り坂が始まりました。

 最初は楽しんでいたものの、とにかく長い。。。(長すぎて、途中でお湯を沸かし、エスプレッソを淹れてしまうほどです。)左足の甲が痛み出してきて、スピードは上がらない。それでもただひたすら降りていく。こんな場所が富士山にあったのかと呆気に取られてしまいました。

 それもそのはず、地元の富士山通のタクシー運転手さんが言っていましたが、御殿場口は2合目の高さにあり、大砂走りと同じようなロケーションは、富士山以外にはないそうで、とても面白い道のりでした。

 最初から最後まで、様々なストーリーに満ちた今回の富士登山。忘れ難い人生の1ページになりました。今度は須走口に挑戦したいですね~。

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