第9回あさぎり天空まつり@ふもとっぱら

 

 富士山の麓にあるふもとっぱらにて開催されたあさぎり天空まつりに参加してきました。

 活動を始めて間もない2004年に開催された同イベントに参加して以来となる今回は、2台のドームを設営する事になり、1台は昨年秋に完成した6mドームがPAブースとして採用され、もう一台は4.8mドームで出店しました。

 まず驚いたのは、前回参加した時と比べて、かなりスケールアップしていた事。芝生のメインフロアには、シンプルに装飾された立派なステージが組まれ、ステージの真正面にPAブースとVJブースが配置されました。フロアからキャンプサイトを結ぶ道にはギッシリと飲食店や物販店が並び、賑わった感じがとても心地いい雰囲気を醸し出していました。

 天気予報では、雨マークがちらつき、悪天が予想されたものの、全く雨が降らないままイベントは進んでいきましたが、最終日の最後のライブの大詰めを前に振り出した突然の集中豪雨に会場は騒然となりました。その時流れていたブルースハープと雨脚の強弱がまるでリンクしているかのような感覚に陥りながら、急いで店の商品を片付け、すぐさまPAブースへ向かいました。

 3ヶ所から水滴がポタリと落ちてしまう状況となっていました。幸いにもPAチームの迅速な対応のおかげで6mドーム内の音響機材に対する被害はありませんでしたが、ステージでは装飾を滴ってきた雨がステージ上に水溜りを作ってしまう結果になり、結局、最後の1曲を残したところで、音がとまってしまうという幕切れとなってしまいましたが、こんな終わり方もまた何かの因果によって生じているのだと感じます。

 実は当初、6mドームはPAブースと足場を組んだロフト上にVJブースをセッティングするという話があり、本番前日にはその為の準備がされていました。天井の高い6mドームであれば、ロフト部分を作るというようなカタチで立体的に空間を使うという、大変興味深い試みがあったものの、結果的にはスペースの都合などでPAブースとなったドーム脇にVJブースを組む事になってしまいました。

 また出店ブースで設営したドームの隣には、鉄で構造体を組むドームテントのお店が出店していて、色々話す機会がありました。その話の中で出てきたドームビレッジ案は、3台以上のドームがあれば、ドームを線的に並べるだけでなく、面的に配置する事で、中庭のような場所も作る事が可能となり、より面白味のある空間になるのではないかと話に花を咲かせていました。

 というように、ドームの活用方法として、

3台以上で作る面的な配置構成やロフト設置による立体的な空間利用

など、今まで表現していない空間イメージを膨らます事が出来たのは、今回の大きな収穫です。規模が大きくなったにもかかわらず、家族的な和気藹々とした雰囲気はそのままで、とても居心地がいいイベントでした。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://nanahito.com/mt/mt-tb.cgi/184

コメントする

Bookmark

Grazr

Powered by Movable Type 4.22-ja

累計: 検索エンジン登録
本日: SEO対策
昨日: メール配信

アクセスアップ