日球ドーム生活体験@中伊豆

2003年10月ぐらいに、日球革命プロジェクトとよく似た趣旨を掲げた某プロジェクトからの持ちかけで、中伊豆にドーム村を作るという共同プロジェクトの提案がありました。
 
当時、所属していた㈱ミロクでは基幹事業への取り組みを強化する指針が打ち立てられ、新規事業であったドーム事業部は収縮する傾向にありました。

そんな中、共通の目的を持つ同志の存在に惹かれた私は、㈱ミロクから独立し、某プロジェクトとの共同プロジェクトとして活動を続けていく選択をしました。



真冬の最中、標高500mの山岳地帯に、共同プロジェクトの事務所として日球ドームを設営する事になりました。

これは、移動型テントとしての認知を広めつつある日球ドームが、常設対応する事ができるかどうかを検証する試みでもありました。

近くの材木加工場から、廃材をいただくなどして簡単な床を作ったりと、なんとかそれらしいものになってきた矢先、20cmの大雪に見舞われました。
 
ドーム内でストーブをフル稼働させ室温を高める事でドーム天幕に積もった雪はすべて融けました。

ただ、融けた雪の水分が天幕の縫い目から染み込んで中にポタポタと落ちてくる事態に襲われました。これまで長時間の大雨などに見舞われることがなく、今回の体験を通じ天幕の防水性の限界を知ることができました。
 
これがキッカケで防水シートによる雨除けオプションの製作につながりました。

常設の検証として積雪という貴重な体験をした事は非常に有意義でしたが、某プロジェクトとの間に、仕事に対する価値観上の大きな違いが露呈し、ある一件を境に共同で仕事をしていく事は困難であるとの理由から、共同でのプロジェクトは中止する事になりました。

約3~4ヶ月と非常に短期間ですが、ドームを常設的に活用する体験は、その後の活動に新たなヴィジョンとテーマを与えてくれました。

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