日球ドームプロトタイプ

030413 日球ドームプロトタイプ

 

自分で初めて製作した記念すべきモデル。

設計から竹の切り出し・加工・組立に至るすべての過程を自らの手で行った。
このプロトタイプでは、竹構造材とジョイントをボルトで固定している為、組み立てに時間が掛かってしまい、イベントなど素早い移設が求められる現場には向かない。
 
しかし、竹という自然素材が作り出す優美な曲線は、その素材の特性(繊維密度の濃い竹の表面部の引張に対する強さ)を最大限に活かしていると言える。
 
この曲線が、一見、幾何学的で無機質なイメージもある本構造体を、有機的な空間として認知するのに、大きな役割を果たしていると言えよう。

笑う富士山フェスティバルに寄贈した後、同イベント主催者の意向で、富士宮にあるえいちの村に贈呈された。

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